総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
声がしたほうを見ると、アキがドアにすがり腕を組んで立っていた。
そうだ、アキもヨウと会ったんだった。
さっきのアキの一言を思い出すと、どうやらヨウは元気らしい。
「jackを今回だけ、傘下に入れることにした。」
どうやら話し合いは、いい意味でまとまったらしい。
よかった・・・・。
あたしと話をして部屋を出て行ったヒサの顔は今でも鮮明に覚えてる。
怒りがにじみ出てた。
すごく怖かった。
だから、その後何も知らずに部屋に来たアキに一部始終を話し、あのことを頼んだのだ。