総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
今回は、私情を挟みすぎた。
自分でもそう思ってた時、服に付けていたバッジが光った。
出ると、メグの元気のいい声が聞こえてきた。
「あぁ、終わったよ。今日は‥‥‥疲れた。」
『ほんと、お疲れ様でしたっ!』
バッジを耳から離し、もう一度ダイをに話しかけた。
「もう二度と、俺の前に出てくんなよ。じゃねぇと、またあの頃を思い出してセンチメンタルになるからな。」
「フッ。」
金髪の隙間から、ダイの口角が上がったのが見えた。
「あ、あと。もう二度と俺の『妹』に手ぇ出すなよ。」
「妹‥‥か。レナは、愛されてんだな‥‥。」
「一方的な俺の愛だけどな。」