総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
レナちゃんの手を取って、去っていくシュウを全員がボケーっと眺めてた。


「え、え?」


アサの間抜けな声で、やっと全員が我に返る。


「ちょ、シュウっ!?」


ユウコがガシャガシャと脚立から飛び降り、追いかける。


どうしたんだ、本当に。


「シュウ、何かあったのか」


「さぁ?俺は特に何も聞いてないけど」


キャベツを切って、盛り付けて‥‥あぁ忙しい!


「おーぅ、終わったかー?」


「「お疲れ様ですっ!!」」


両手に大きな袋を抱えたカラとミズキ、それからメグとサヨも帰ってきた。


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