総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
シュウの一言で静かになった部屋。


視線は、あたしとシュウに向けられる。


シュウに肩を抱かれていることに気づいたユウコとアサが


「何肩抱いてんのよー、ヒサちゃんが怒っちゃうぞー」


「そのおネェ言葉マジキモイ、アサ」


その言葉に反応してしまったあたしはヒサの方をちらりと見ると


「‥‥‥」


キャベツに夢中だった。


‥‥いや、わかってたよ。


「みんなに、報告することがあるんだけど」


「どうしたよ、そんな改まって」


間を置くシュウにみんなの目が好奇に満ちる。


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