総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

ぎゅっ・・・・


横から感じる体温。


肩にかかるそいつの髪がくすぐったい。


「離れろ。ユイ。」


「いやだ。シンさっき自分失ってた。あたしが一緒にいなかったから。」


「勘違いするな。薬の副作用だ。」


別にユイがいなかったからじゃねぇ。


レナがいねぇからだ。


早く、早く会いてぇよ。


俺はうなだれるように頭を抱えた。


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