総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

神からの招待状


入ってきたのは、どうやらシュウ率いる鷲神の人らしい。


シュウが、その人に詰め寄る。


「どこでだ!?いつ!?」


「あ、えとついさっきの事です。俺らのテリトリーを走った後すぐに"何かを捨てて"去っていきました。」


何かを・・・捨てて・・・・?


「何かって・・・まだ確認してねぇのか。」


「す、スミマセン・・・。ご報告が先だと判断して・・・。」


「ヒサ・・・確かめてくる。」


「あぁ。ルイ、お前も行け。ついでにあそこにも声、かけとけ。」


「わかった。」


ルイとシュウが特攻服に着替えるため部屋から出て行く。


あたしはというと、震えが止まらなくなっていた。


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