総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
カラが、タバコに火をつけながらボソリと呟く。
「明日ぐらいになりそうだな。戦争。」
「そだねー。そろそろ白黒つけなきゃとは思ってたし。」
カラとアキが話すのをあたしは、ただ黙って聞いていた。
シンの考えてることは、あたしにはわかんない。
だから、その分止めなきゃいけない。
取り返しがつかなくなる前に。
―――――ピピピピっ・・・
「あたしだ・・・。」
メグさんがケータイを取り出して、驚く。
「ルイさん!はいっ、もしもし!!」
どうやら、相手はルイらしい。