総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

神からの招待状 ~ルイside~


部屋を出て、特攻服を身に纏う。


パリッとした袖の感触に気が引き締まる。


着替え終わって、玄関で白いブーツを履いていると後ろからシュウの声がした。


「ルイ、あれからお姉さんの行方は掴めたの?」


「いや、それらしいものは何も・・・。」


「そう・・・。」


生返事をしながらシュウももそもそとブーツを履く。


シュウの特攻服の色は、オレンジににも似た茶色の特攻服。


さっきまで寝てたから寝癖はつき放題だ。


「バイク?2人で車で行く?」


「野郎2人で車は虚しい・・・。」


それもそうだ。


< 59 / 373 >

この作品をシェア

pagetop