総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
神からの招待状 ~ルイside~
部屋を出て、特攻服を身に纏う。
パリッとした袖の感触に気が引き締まる。
着替え終わって、玄関で白いブーツを履いていると後ろからシュウの声がした。
「ルイ、あれからお姉さんの行方は掴めたの?」
「いや、それらしいものは何も・・・。」
「そう・・・。」
生返事をしながらシュウももそもそとブーツを履く。
シュウの特攻服の色は、オレンジににも似た茶色の特攻服。
さっきまで寝てたから寝癖はつき放題だ。
「バイク?2人で車で行く?」
「野郎2人で車は虚しい・・・。」
それもそうだ。