総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

倉庫から大型バイクを取り出し、マフラーを吹かせる。


「シュウ、リキに戦闘態勢に入れって連絡回せ。」


「わかった。」


リキは鷲神の副総長だ。


シュウが、ケータイでリキに連絡を取る。


「あぁ、そうだ。頼んだ。」


終わったらしく、ケータイを閉じながら俺を見る。


「じゃあ、招待状を受け取りに行くか・・・。」


バイクに跨り、アクセルを踏む。


勢いよく走りだすバイク。


近くにある海から潮の香りがする。


あぁ、ここの通りを抜けたら暫くは血の匂いが充満したとこにいなきゃいけねぇのか・・・。


< 61 / 373 >

この作品をシェア

pagetop