総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
交差点いっぱいに、たくさんの動物の死体が散らばっていた。
「んだよ・・・これ・・・・。」
シュウが、鼻を袖で隠しながら呟く。
辺りはひどい腐臭でいっぱいだった。
道路を挟むようにして並ぶ木々の一本にたぶん鷲であろう鳥がナイフで突き刺してあった。
「・・・っ!!」
シュウがソレを見ながら、青筋を立てる。
ここは、確か鷲神のテリトリー・・・だからこの鳥が!?
なら、他のとこには・・・まさか!?
俺は、各副総長に連絡を取りそれぞれのテリトリーにある交差点を見てもらった。
俺の嫌な予感は当たった・・・・。