総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
交差点の後片付けを着いた下の奴らに任せ、別荘に向かう。
ん・・・・?
別荘・・・?
俺、どっか行く場所なかったっけ?
そうだ!
"親父さん"のとこに行かなきゃいけねぇんだった。
俺は、くるりとバイクを方向転換し、反対に向かって走り出す。
「え、ルイっ!?」
シュウが驚きながらバイクを止めて俺を見る。
「わりぃ、俺行くとこがあった!先帰っといって!」
「・・・ん、わかった!」
―――――ブォン、ブォン!
2人が走り出すと同時に響く大きなマフラー音。