総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

「うむ。入れ。笹塚はもう来ているぞ。」


「はい、失礼します。」


襖をあけ、中を見渡す。


長い台を挟んで、いかつい男が4人坐っている。


「お久しぶりです。おやっさん。」


「おう。まぁ、座れや。」


「はい。」


その中で最も貫禄ある男に促され、俺達は座った。


来ているのは、ヒサの親父さんで結良組の組長でもある親父さんこと、ゲンジさん。


その横で、キセルを加えているのが親父さんの弟さんで警察庁のお偉いさんでもある、セイタさん。


俺の横に座る、柔和そうな顔をした人がシュウの親父さんであり笹塚組、組長のワタルさん。


その横にいるのが、ワタルさんのいとこに当たり、ワタルさんの補佐をしているシュンさんである。


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