総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
あたし達は、顔を見合わせて笑った。
シュウは、誰よりも心優しい人で繊細な人だ。
「2人して、何イチャついてんの?」
「帰ってきたんだ。お帰りルイ。」
「え!?ルイ!?」
あたしは、シュウの腕から出ようともがくがシュウはあたしを抱きしめたまま離してくれない。
「ただいま。メグは?」
「たぶん南の部屋にいる。まだ、作ってる途中だと思う。」
「わかった。そろそろ時間だからレナちゃん連れて部屋に戻りな。」
「ん。」
あたしは、前ヒサにされたように抱きしめられたまま連れて行かれた。
「デジャヴ?」