赤色の恋 <短編>

―待つこと30分。




『悪かった。待たせてごめんなー。』



先生がやっと戻ってきた。



『今日の日直、どうやった?』



‥って。それだけ?



それだけのために30分も待たすとか…。



『まあまあです。』

あたしは曖昧な返事をしといた。



『そうか。じゃあ、帰って良し☆
あっ!!もうこんな時間。先生のせいで遅くなってしまったたから、お家には連絡しておく。危ないから2人で帰りなさい。』




『はーい。』(←あたし)


『はいっ。』(←井上)



< 13 / 58 >

この作品をシェア

pagetop