赤色の恋 <短編>

職員室から出たあと、沈黙を先に破ったのはあたしやった。




『クス…クスクス…』


『何笑ってん?』


『だって先生、標準語と大阪弁が混じってておもろかってんもん。笑』


『ぁー。なんか変な感じやな。』


『てかほんまに一緒に帰る?;;』


あたしは恐る恐る聞いてみた。


『嫌やったらいいけど。』



『ううん。…別にいいよ?』



ぁー。緊張する(>_<)




< 14 / 58 >

この作品をシェア

pagetop