赤色の恋 <短編>

学校から出て、歩きながらまた無言が続いた。




今度はそのムードを井上が破った。



『メアド教えて。』



あたしは男の子とメールしたことなかったから、メアド教えることにめっちゃ抵抗があった。



『‥…えーっ。。。』


『お願い。教えて(>_<)』



そこまで言うの!?


じゃあ…‥



『わかった。赤外線な?』



そう言って、お互いのメアドを交換して今日は別れた。



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