赤色の恋 <短編>
えっと…。
こういう時ってふつうにスルーしてもいいんかな??
そんなこと迷ってたら、あたしの足は自然に井上の方に歩みよっていた。
『おはよ。』
えぇーっ。むこうからあいさつですか!?
予想外です…。笑
『おはよう^^』
ぎこちない笑みを浮かべて一応あいさつをかえす。
『一緒に行く?』
えっ、無理っしょ。
あっ。でも~…
これが恋のチャンスになったり?
ありえへんっ!!!
でもたまにはこういうのもいいかも。
『いいよっ。』(←営業用スマイル)