赤色の恋 <短編>
『ふっ。おまえさぁ、普通、初めて喋る人にそういう話するかぁ?』
だーかーらー!!
『おまえ』って…言うなー!!!笑
あたしはそのことに対して、完全にキレてた。
『悪かったねぇ。』
『はっ。すいません。います!!!』
春馬はびっくりして答えた。
『誰~?』
やっぱり気にしてるやん…。
井上のことを?
井上が好きな人のことを?
それから何回も聞いたけど、結局は学校行くまで教えてくれへんかった。