【完】こいかたおもい。Ⅰ
と、なるわけはない。
これで幸せになれると思ってました。
家まで送ってもらって、玲に報告の電話をしたら、すごい喜んでくれた。
Wデートも行こうね、って。
そんなこんやで冬休みが楽しく過ぎていった。
新しい年最初の登校日!
元気よく家を出た瞬間、椎名くんがいた。
何で?
「あっ、瀬川さん!俺ね、」
「遼太くん、人の彼女に手出さないでください!」
椎名くんが何か言おうとしたとき、それを遮って湊くんが目の前に現れた。
「…彼女?」