【完】こいかたおもい。Ⅰ

と、なるわけはない。

これで幸せになれると思ってました。


家まで送ってもらって、玲に報告の電話をしたら、すごい喜んでくれた。
Wデートも行こうね、って。


そんなこんやで冬休みが楽しく過ぎていった。


新しい年最初の登校日!

元気よく家を出た瞬間、椎名くんがいた。

何で?

「あっ、瀬川さん!俺ね、」

「遼太くん、人の彼女に手出さないでください!」

椎名くんが何か言おうとしたとき、それを遮って湊くんが目の前に現れた。

「…彼女?」
< 173 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop