【完】こいかたおもい。Ⅰ

無理矢理重たい体を動かし、なんとか下まで行ってドアを開けた。

「こんにちは…って、瀬川さん!??」

この状態の私を見て、すごい驚いていた。

「ご両親は?」

「仕事だから…」


「…家入っていい?」


「え?」


私の返事を聞く暇もなく、ズカズカと家に入ってきた。
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