君に伝えたい、ことがある。

沈黙が流れる。


「え、と、それはどーいう…」

「そのままの意味だよ。君はどんな理由であれ、自ら死を選ぼうとした。君が捨てようと思った命なら、僕にくれてもなんの問題もないだろう?」


命をあげる…
つまり人生を捧げろってことなのかな…?

「メイドになれとか…?」

私の問いに、男は静かに微笑った。
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