私の刑事さん
第5章
another story 海斗
俺の胸の中で眠る美奈。
今日は何を言ってくれるんだろうか?
俺は美奈の小さな頭を撫でながら可愛い寝顔を見ていた。
美奈はバカだから普通に俺の左腕を枕変わりにしている…
きっと明日の朝、「ごめんなさい!」って真っ赤になりながら言うんだろうな。
「ん…海斗、さん…」
始まった。
俺は美奈の頬を手の甲で撫でた。
「…好き…」
呆れた娘だ。
「俺も好きだよ」
俺は美奈のおでこにキスして眠りについた。