私の刑事さん

バイトが終わり家に帰った。

「た、ただいま」

「何でだよ!」

ビクッ!!

海斗さんがすごく怖い顔をして誰かと電話していた。

「ふざけてんのか?何人の命かかってると思ってんだよ!!」

海斗さん…
怖いよ…

「はああ?知らねぇよ!テメェなめてんのか!?」

海斗さんは乱暴に電話を切ると着替え始めた。

「ハー…わりぃ美奈、ちょっと用事出来た」

「だだ、大丈夫です!」

「わりぃ、帰って来るかわかんねぇから先に飯食べてて?」

「はい」

海斗さんはそれだけ言うと家を出た。

また、事件…

今回も海斗さんが大きな怪我とかしませんように。

結局、私は海斗さんがいないからご飯を食べる気力も起きなかった…

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