私の刑事さん
「美奈!」
しばらくして海斗さんが来た。
「どうした?こんなとこに来て」
どうしよう…
これだけ?
って思われたら
怒られるかな…
「あの、これが落ちてたから…大切な物だろうなって思って…ごめんなさい!!お仕事の邪魔して!私すぐ帰りますから!!」
どうしよう…
怒られる…
「…こんな時間に一人で来たのはこの為?」
怒られる…
怖い…
どうしよう…
「…はい…」
「ハー…このバカッ!!」
海斗さんは私にでこピンしてきた。
「全くお前って奴は!嬉しいけど危ねぇだろ」
「ごめんなさい…」
「……ありがとな」
海斗さんは優しく私の頭を撫でた。
「送るから、待っとけ」
「はい!」