私の刑事さん
私は海斗さんが来るまでまたソファーで待っていた。
「わりぃ遅くなった!」
「大丈夫です!」
私は海斗さんに手を強く握られ警察庁を出た。
「全く、手のかかる奴だなお前は」
「ごめんなさい…」
「いいよ。お前のそう言うとこ好きだし」
「…ふん!」
「ふんって何だよ!!…飯食ったか?」
食べてないって言ったらまた怒られそう…
「…食べてないです…」
「やっぱりな。近くで食うか!」
「はい!」
私と海斗さんは近くのうどん屋に入った。
「一人で寝れるか?」
「寝れます!それよりいんですか?こんなとこで油売って」
さっきの電話はすごく大変そうだったのに
「ああ、大丈夫だよ。電話のこと言ってんだろ?」
「…はい…」
「あれ先輩なんだよ」
先輩に怒ってたの!?
海斗さんって…何者?
「…あ…そ、そうなんですか―…」