私の刑事さん

「やだ…」

海斗さんに布団越しに抱きしめられた。

「怒らねぇよ」

そう言われると布団から出るしかないじゃん…

私は布団から顔を出した。

「何泣いてんだよ」

海斗さんがニヤニヤしながら私のほっぺをつねった。

「痛いです!」

本当は全然痛くない。

ただ恥ずかしいだけ。

「もう昼か…どっか食いに行くか」

食いに行く?

私が首を傾げると海斗さんはそっだつたなって顔して

「レストランに行くぞ」

って言った。

私は

「そんな贅沢なとこ行けません!!」

って断ったけど。

海斗さんは行く準備を始めた。

「行くぞ」

私はしぶしぶ着替えを始めた。

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