私の刑事さん
『ハァハァハァッ……ひっ!!いやああああああ!!!!』
「きやっ!!」
私は海斗さんに抱きついた。
「ハハハッ!!お前怖がりすぎ!!」
ホラー映画を見て怖がる私を海斗さんはゲラゲラ笑った。
「もう見たくないです!」
「やだ、最後までみる」
「寝れなくなります!」
「じゃあ一緒に寝ればいいだろ」
ドキッ…!
まただ…
最近、海斗さんといると心臓が苦しくなる。
なんでだろう…
顔が熱くなって…
頭がボーッとする。
私は映画が終るまで海斗さんの横顔に夢中になっていた。