私の刑事さん

やだなぁ…

なんで気づかなかったんだろう…

海斗さんは私のじゃない

私も海斗さんのじゃない…

海斗さんに恋人がいても全然不思議じゃない…

私はベッドに潜っても全然寝れなかった。

ホラー映画のせいじゃない。

海斗さんのことが頭から離れない。

「…海斗さん…」

リビングにソファーで寝ている海斗さんがいた。

かっこいいな

海斗さんは今の季節は暑いっていつも上半身裸で寝る。

「…ん…美奈か…?」

「あ、ごめんなさい!!何でもないです!!」

私は急いで部屋に戻ろうとした。

「お前眠れないんだろー!」

完璧に起きた海斗さんがニヤニヤしながら言ってくる。

「…寝れます!」

「一緒に寝てやるって言ってんだろ」

海斗さんは立ち上がると寝室のベッドに寝っ転がった。

「何してるんですか!?下りてください!!」

「はぁ?ここは俺んちだぞ」

「う゛ぅ゛…」

海斗さんが手招きしてくるから私は仕方なくベッドに潜った。

海斗さんに背中を向けて。

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