私の刑事さん
これで2人目…
もう一人は先輩の奥さんが人質として撃たれた…
今、刑事さん達が海斗さんの家に集まって会議を開いている。
私は海斗さんに寝室にいろって言われたから大人しく寝室に行った。
「…すまない…俺のせいだ…」
海斗さん…
ドア越しに海斗さんの涙ぐんだ声が聞こえた。
今のみんなの気持ちが痛いくらいよく分かる…
大切な人を失った世界…
死にたくて、死ねなくて…
自分が死んでいればって考えて…
あんなことしなければって考えて…
「美奈…」
会議が終わったらしく、海斗さんが寝室にきた。
「海斗さん…あの…」
何て言ってあげればいんだろう…
海斗さんは何も言わず私を抱きしめた…
「海斗さん…」