私の刑事さん

突然、一人の警官が入ってきた。

「先輩、身元が分かりました」

身元?

まさか…!?

「美奈、お前の親を逮捕しなければいけない」

ドクン―…

「────」

どうして…

「大丈夫か?」

大丈夫な訳がない

「どうして…」

「お前ら家族にとって躾であっても世の中ではそれは虐待になる。…虐待は立派な犯罪だ」

海斗さん…

「違う…お母さん達は犯罪者なんかじゃない!!」

私は海斗さんの頬を叩いてしまった…

「……」

「ごめ、ごめんなさい…」

「大変です!刑事!!」


この後の事が私には信じられなかった…

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