私の刑事さん
私も家で海斗さんの帰りを待った。
午後10時。
「美奈?」
海斗さん!!
玄関に行くと左腕に包帯を巻いた海斗さんが立っていた。
「何だ?まだ、起きてたのか?」
「…う゛ぅ…海斗さんのバカッ!!」
私は海斗さんに抱きついた。
「バカバカッ…怖かった…」
「ごめんな…」
海斗さんは私を抱きしめておでこにキスしてくれた。
「美奈!心配した?」
「当たり前です!!」
死にそうなくらい心配した。
「ありがとな」
海斗さんはさっきよりずっと強く私を抱きしめた。
海斗さん…好きだよ…
大好きだからこんなに心配してしまうのかな…
私は海斗さんの頬にキスした。
「美奈…」
「あっ、ごめんなさい!!あの!私あの、そんなつもりじゃなくて!!」
海斗さんは優しい笑顔で「やっぱりバカだなお前」って言って優しくキスしてくれた。