もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
クリスマスモード全開の暖かいサンルームに、陽気にはしゃぐおじさん。


沈んでいた優衣の心も、一気に明るくなる。


「おじさん、その歌知ってるの?」


『サッキ、オカーサンがコレ飾りながら唄ってたカラッ』


「それだけで覚えちゃったんだぁ」


『ダカラ……、ワタシの頭脳は、一度聞いた事をすぐにインプットできるんダヨ。ナンタッテ、IQが200あるカラネッ』


「200って! そんなのあるのーっ」


『マァ、人間でいうと、天才ってヤツ!?』


おじさんは豪快に笑いながら、ツリーの表面を器用に滑って下りてきた。
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