もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
暫くすると、ゲームに勝利したおじさんが優衣を心配してやってきた。


『ユイ、大丈夫カイ!?』


「あっ、おじさん!」


ベッドを整えながら起き上がり、床に座り直す。


『コノ部屋、懐かしいナァ……』


目を細めながら、優衣の部屋を見渡すおじさん。


「そっかぁ……。おじさんが初めてうちに来た時、この部屋に住んでたんだもんねっ」


『ソウソウ! アノ棚の1番上が、ユイが作ってくれたワタシの部屋……』


「そうだったねっ。あれから、もう10ヶ月経っちゃったんだぁ」


『ヘッ! 10ヶ月も!?』


慌てて、カレンダーに目をやるおじさん。
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