もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
次の日も、その次の日も……、


夜が明けると駅に向かい、


日が暮れるまで、ただ、ただ、汽車の到着を待つ。


けれども、通り過ぎていくのは見知らぬ顔ばかり……。


「次の汽車には乗っているかもしれない」


「また、ダメかもしれない……」


疲労と寒さと心の葛藤の中で、優衣は今日も待ち続ける……。


そして、また、汽車が到着した。
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