もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
バスが停まると、試験前の為、朝練のない瑞希が乗ってくる。


「あ〜っ、そっかぁ……。2人……、そうだったんだよね〜っ! 嫌だぁ、気を効かせて違うバスに乗ればよかったぁ。もーっ、朝からラブラブなんだからーっ」


「何、言ってんの! いつもと一緒だからっ、ねっ大谷!」


「おーっ。いつもと変わんねーよ」


照れる2人を、面白がる瑞希。


「あっ、大谷、昨日はごめん……。でも、まぁ、私のお蔭って感じ?」


「はっ、そんなんじゃねーし!」


学校の近くの停留所に到着すると、大谷はいつものようにサッサと先に行ってしまった。
< 349 / 358 >

この作品をシェア

pagetop