ｷﾞｬﾙ盛り

ｷﾞｬﾙ人生の始まり

「おはよ～!ﾘｶ!」
「おは～す!」
親友のﾐｸとあいさつを交わす。
ｳﾁ、川根梨香。15歳。
髪色は明るい茶髪。派手なﾒｲｸに
耳にたくさんぶら下がるﾋﾟｱｽ。
A高校では派手で目立つほうだ。
そして、親友の大居魅紅もｳﾁと同ｸﾗで
小学校から、ずっと親友だ。
髪色は赤色に近い茶髪。ｷﾞｬﾙ雑誌の
読者ﾓﾃﾞﾙもやっている。
そんなﾐｸの姉は渋谷のｷﾞｬﾙの中でも
有名なのだ。
姉の名前は大居奈流。とてつもなく
派手でｷﾞｬﾙに憧れる系だ。
「ねぇ、見て見て!ｳﾁの姉貴が
雑誌のﾓﾃﾞﾙｵｰﾃﾞｨｼｮﾝ受かったんだ!」
「え、ﾏｼﾞで!?
あの有名雑誌に～?すごいじゃん!」
「あ、てかー今日ﾐｸん家行っていい?」
「どおしてよー?」
「ﾅﾙさんに会いたいから!」
「おいおい。ま、いいけど」

ｷｰﾝ　ｺｰﾝ　ｶｰﾝ　ｺｰﾝ
「行くよ!ﾘｶ。」
「あ、うん。」
私達は学校を出た。
いろいろとﾐｸと喋っているうちに
ﾐｸの家に着いた。
「おじゃましまーす。」
・・・。
「あ!ﾘｶちゃん?お久じゃん??」
「あ、ども。ﾅﾙさん、ｵｰﾃﾞｨｼｮﾝ
受かったんすか?」
「あーうん。偶然かもね!ｱﾊﾊ」
ﾐｸは隣で苦笑いをしている。
「そうだ!ﾘｶちゃん渋谷行く?」
「え、今からすか?」
「そだよ～。」
ﾐｸと目を合わせる。
ﾐｸが行くというような合図を送る。
「はい。じゃぁ、行きます。」
「んじゃ、車乗ってこっかー。」
「お願いしま～す。」
ﾌﾞﾙﾙﾙﾙ・・・・
車のｴﾝｼﾞﾝ音がかかる。
私達は後部座席に乗った。
ﾐｸはｶﾁｶﾁとｹｰﾀｲをいじっている。
「ねぇ、ﾘｶちゃんはｷﾞｬﾙとかに
興味あんの?」
ﾅﾙさんが運転をしながら聞いてくる。
「ﾊﾞﾘありますよ～。」
「だよねー。ﾘｶちゃん興味ありそうだもん!」
「そうすかー?!」
「うん。なんかｵｰﾗ出てるみたいな。ｱﾊﾊ!
ってかｳﾁも所属してるｻｰｸﾙ行ってみる?」
「是非!」
「じゃ、いこっか。」
ﾐｸがｹｰﾀｲを閉じ、喋りかけてきた。
「行くの?まぁ、ｳﾁも行きたいからいいんだけどさ。」