蝶龍①
「ハァ・・・もういい席につけ。」
(いつものことか…。授業に出ればいいって言ったの俺だしな。ハァ)
そしてイケメン君たちは、私の周りについた。
ああ・・・だから席があんなに空いていたのか…。
あっでも、まだ1つ空いてる…誰だろう?

まぁ…いいや。寝ようっと。
わたしは、守の授業を聞かないで深い眠りについた。

「お・・・ぃ・・・おぃ・・おい!!!」

えっ?
「おい!!!」
なになに???!!
『えっ?何?!』
「何?じゃねーよ!問題あたってるぞ」
おお!青メッシュ君ありがとう。

『ありがとう。(ニコッ』
「寝てる暇あったら、この問題解け」
『チッ…』
(寝てたのに…邪魔しやがって)

「(今…舌打ちしたよな?!俺悪くなくね??)…T大学の問題だ」

「うゎ・・最悪じゃん。」
「あれ、T大の奴だろ?!」
「絶対とけないって…。」

みんながそれぞれ答えていく。

『これ、説けたら・・・・今すぐに“約束のもの”くれる??』
「「「「「(約束のものってなんだ??)」」」」」

「・・・分かったから」
はっ?何これ・・・・・






超簡単なんですけど・・・。

『±√3』
私は、問題だけ見てすぐに答えた。

「正解だ・・!」
「「「「「はっ?!」」」」」
(何で、計算もしないで答えられるんだ???)

何をみんなは疑問に思ってるんだろおうか…。


『つか、簡単すぎるんだけど…。私に問題出すなら○○大学の一番難しいのじゃないと
つまんなすぎるんだけど…』

「はぁぁぁ???」
「どんだけ頭いいんだよ?!」
「ただの地味子じゃねー」
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