蝶龍①
あっ今日パパいたんだっけ...
やばい・・忘れてた・・


ドッドドドドッドドドドドッド


「ルナアアアアアアアア」
ムギュ

『ううぅ、苦し…いい』
「ルナが苦しそうだから離してあげて、竜ちゃん」

「ヤダ」
おいってめーは子供か!!ああ・・・三途の川が...
これはあの手でママを・・

『ママ…くる…しぃ(ウルウル)』

ママやみんなは、なぜか、この私のウルウルに弱いらしく、みんなが言うことを聞いて
くれる。なぜだかわからないケド…。


「う…う…か…かわいいいわああああ(ハート)さすが、ママとパパの子だわああああ」
と言いながらパパを蹴り飛ばし今度はママが抱き着いてきた。(汗)

「ヴ…ガハッ」
ここで芋虫のように転がってるパパを見ながら・・

『ママ…学校の制服は?』

そうよね・・といいながら、しぶしぶママは離れてくれた。

さっきまで、苦しそうにしてたパパは、急に立ち上がって

「ルナの行く高校の名前教えてなかったよな?」
あっそういえば…


『あっうん!知らない』


パパは気まずそうに…
「ルナは嫌かもしれないが…「お兄ちゃんたちのいる高校にいってもらうからね☆」
とママが被せて話してきた。

『っハァ?いや!絶対いや!!!!!』

ガッチャーン
ママがキレて窓ガラスを素手で割った...
相当キレてる…
やばい…


『「・・・・・」』
パパと私は無言でママが割った窓ガラスを見てた・・・


「昨日行くといったわよね?(黒笑)」
『はい・・・。でも、お兄ちゃん達がいるなんて聞いてない!!!』

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