銀棺の一角獣
永遠にあなたの側に
その夜は、盛大に歓迎の宴が開かれた。夜会用の胸元を大きく開いたドレスに着替えたアルティナは、ルドヴィクに付き添われてその席に出た。
楽士たちが音楽を奏で、気の早い者たちは広間でダンスに興じている。アルティナはキーランと最初の一曲を踊った後は、広間の壁際に寄って彼と話し込んでいた。
ルドヴィクは、その側に控えているが、余計な口を挟もうとはしない。
「こうして見ると、ライディーアには美人が多いよね。……そうだ、貴族の娘を何人か、こちらに送るつもりはない?」
ワインのグラスを傾けながら、キーランが言う。
「貴族の娘を……ですか?」
「うん。送ってくれたら、ヘネットの付き添いにするよ。ケイシーがびしばし鍛えて――見所がある娘なら、我が国の王妃のところに上げてもいいし。こちらの宮廷作法を学ぶのも悪くはないと思わない?」
楽士たちが音楽を奏で、気の早い者たちは広間でダンスに興じている。アルティナはキーランと最初の一曲を踊った後は、広間の壁際に寄って彼と話し込んでいた。
ルドヴィクは、その側に控えているが、余計な口を挟もうとはしない。
「こうして見ると、ライディーアには美人が多いよね。……そうだ、貴族の娘を何人か、こちらに送るつもりはない?」
ワインのグラスを傾けながら、キーランが言う。
「貴族の娘を……ですか?」
「うん。送ってくれたら、ヘネットの付き添いにするよ。ケイシーがびしばし鍛えて――見所がある娘なら、我が国の王妃のところに上げてもいいし。こちらの宮廷作法を学ぶのも悪くはないと思わない?」