ファンキーな彼は、ロミオ様


声で分かった。
だって愛しい人の声だもん。

授業中だって、声をずっときいてたから。

すぐ廣田くんだって分かったよ。



「別に‥」


急いで涙をぬぐって可愛くない返事をしてしまった。


「なんもないわけなさそうだけど、話しくらいなら聞くぜ。」


いつもの笑顔じゃなく真剣な顔だった。


< 27 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop