ファンキーな彼は、ロミオ様
ボールを抱えて頭をおさえているとサッカー部の1人が走ってきた。
「大丈夫ですよ。」
ボールを渡そうと彼を見るとオールバックで頭の上でツンツンとたった髪。
いいぐわいにやけた肌。ちょっといかつめな顔。
めっちゃ私のタイプだ!
「さーせんした。」
ボールを受け取った彼は、ペコっと頭を下げて練習に戻った。
「美和。マクバでなんか食べよう!」
「いいね♪」
M高の近くにマックスバリューがある。
そこには、休憩場があってM高生たちのたまりばになっている。