約束の花~命と恋の物語~



悶々とする頭を整えて、


お気に入りの服に、


アップスタイルの髪型。


薄く化粧もする。


「…そろそろかな」


そう呟くのと同時に、


ピンポー…ン


チャイムが鳴った。


「はっはい!」


急いでインターホンに行く。


《あ、俺。悠矢》


…悠矢だぁぁぁあ!!


付き合って半年以上なのに、


未だに悠矢の声を聞いただけで顔が熱くなる。



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