約束の花~命と恋の物語~



「お邪魔します!」


悠矢ん家に着いて、勝手に上がる。


「あれ…佳奈ちゃん!?」


悠ママが驚いてたけど、今はそれどころじゃなかった。


「悠矢っ!!」

「え…佳奈?」


―ギュッ


部屋に入った瞬間、抱き締めた。


涙が頬を伝う。


「急すぎるよバカッ、なにこれ!?」


抱き締めたまま指を差し出す。


私の指には…


指輪。


なんか高そうな…指輪。



< 240 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop