約束の花~命と恋の物語~



「あ…ごめん」


そういえば今は海岸だったんだった。


亜弥が「大丈夫?頭いたい?」と心配そうに俺を覗き込む。


…優しいな。


可愛いうえに優しいんですか。


あ、なんか…


ほわってなった。


なんだコレ?


熱いよ?


心臓早くね?


なんだか益々わからない。


コレが恋ってヤツなのか?


頭がこんがらがってきた俺はとりあえず亜弥を見つめた。


黙って見つめ返してくる。



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