約束の花~命と恋の物語~



「…世界は理不尽だ、って思ったよ」


柊乃花の目に涙が流れた。


「なんであんないい子にこんな運命追わせるんだ、って」


見舞いにも来なかったのに何言ってんだって感じだよな…


俺が席を立つと柊乃花が俺の制服の裾を掴む。


そして静かに話し出した。



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