幻月幻夢
電車を降りて歩いていると、一人の老人に声をかけられた。
「お嬢さん、道を尋ねてもいいかの?」
「良いですよ。どこですか?」
私がそう問いかけると老人はポケットから地図をだし、指をさした。
そこは私たちが通っている大学から少し離れた病院だった。
「凛先に学校行ってて。私この人を病院まで送ってくるから。」
「私も行くよ。」
「私一人で大丈夫。後でノート見せてね。」
「分かった。じゃあ先に言ってるね。」
凛に手を振り老人のほうに向きなおる。
「それじゃあ行きましょうか。」
「ありがとう。」
地図を見ながら歩いていると老人は歩いていた足をピタッと止めた。
「お嬢さん、道を尋ねてもいいかの?」
「良いですよ。どこですか?」
私がそう問いかけると老人はポケットから地図をだし、指をさした。
そこは私たちが通っている大学から少し離れた病院だった。
「凛先に学校行ってて。私この人を病院まで送ってくるから。」
「私も行くよ。」
「私一人で大丈夫。後でノート見せてね。」
「分かった。じゃあ先に言ってるね。」
凛に手を振り老人のほうに向きなおる。
「それじゃあ行きましょうか。」
「ありがとう。」
地図を見ながら歩いていると老人は歩いていた足をピタッと止めた。