もし、君の涙を拭えるなら
そう言って優子は、いつものように、ニッコリと笑った。






お互いに、自分に無いものを、持っているもの同士が、ひかれあって、友達になる。






どこかで、そんなことを、聞いた気がする。






私と優子は、ニコニコ笑いながら、教室に入った。






教室は、人はいるけど、みんな静まりかえっている。






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