もし、君の涙を拭えるなら
誰も喋らない。誰も笑わない。






息が詰まる。






先生、早く来て!






優子に、目線を送っても、優子は完璧にイヤホンを耳に突っ込んで、自分の世界に入っている。






優子以外の友達が欲しい。優子にしか話さないのも、少し苦しい。






「よしっ!みんな、席に着けー。」






私が、机に突っ伏した瞬間に、先生が教室に入ってきた。






今日は、一、二時限目は、ホームルームという区切りになっている。






< 13 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop