もし、君の涙を拭えるなら
「だから、好きってわけじゃないから。それに、二人以上いちゃまずくない?」





私は、ベットに寝そべった。くまのぬいぐるみは、私のお腹の辺りにのせた。






『でも、吉原って少し不思議じゃない?』






優子が、突然言い出した。





「何で?」






『だって、くらげなんて、普通誰も気が付かないって。中学校の時だって、理科の先生がたまたま言ったことで、くらげって言われてたんだし、もしあのとき、理科の先生が言わなかったら、みづきはくらげって言われること無かったでしょ?』






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