もし、君の涙を拭えるなら
『まあ、とにかく、私もなんとか手伝ってあげるから、話しかけてみなよ。わかった?』






「……うん」






『よし。じゃあ、そろそろ眠いから切るよ。ふぁー。明日寝坊するかも。』






あくびをしながら言ったのか、最後の方は、全然呂律がまわってなかった。






「はい。寝坊しないでね。おやすみ。」






『おやふみー。』






そこで、電話が切れた。






私は、携帯を充電器にさして、明かりを消して、ベットに滑り込む。






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